P1の授業はCore Course(必修科目)が5つ。 概要はINSEAD
Websiteにあるが、内容はというと・・・
□Uncertainty, Data &
Judgement 統計。センター試験レベルの統計から始まるのでとっかかりやすいし、高校時代は「こんなの何の役に立つのか?」と思っていた統計が実務として(金融商品の開発など)身近になるのでけっこう面白い。何より自分で勉強さえすれば何とかなりそうなところが助かる。
□Prices
and
Markets ミクロ経済。おなじみの需要・供給カーブか始まって企業がどのように値付けを行うか、それに対する税金の影響は、などを学ぶ。経済を学問として学んだことがないのでPre-readingとして指定されていたMicroeconomicsの本をフランスに来る前に読んだのが役立っている。
□Financial
Markets &
Valuation ファイナンス。知識もない、経験もない。まだ1回しか授業を受けていないので内容もよくわからない。
□Financial
Accounting 会計。簿記2級を持っているので授業の内容はスムーズに入ってくる。ただ今までどのようにB/S,
P/Lがまとめられるかが分かっていても、その中の数字が意味するところがよくわからなかったので実際の企業の財務諸表を見ながら解説を聞くのが面白い。
□Leading
People & Groups Organizational
Behavior(OB)=組織論のひとつ。私が一番苦手な科目。議論が抽象的な上にほとんどがGroup Work,
PresentationとDiscussion。英語で雑談はできても授業で発言ができない。おそらく精神的なもので何かひとつbreakthroughになることがあれば後は楽になるんだと思うんだけど・・・
Harvardなんかで有名なCold
Call(先生が生徒を突然指名すること)はない。その代わり当然自分から手を上げないといつまでたっても発言の機会はないので必然的に「Class
Participationがない」という評価が下る(もちろん成績に響く)。発言の代わりにGroup
Discussionの結果のPresentationをやればいいのだが、これまたみんなプレゼンがうまいので腰が引ける。 授業の内容そのものよりもこのClass
Participationが大変です・・・
posted at 6:31 PM
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授業の時間割りについて。
アメリカのビジネススクールは金曜は授業がないところも多いみたいだけれど、INSEADは月曜から金曜まで毎日授業があり、土曜にはTutorialという自主参加の補講がある。 1つのコマは1時間半で、8:30-10:00,
10:15-11:45, 12:00-13:30, 14:00-15:30, 15:45-17:15,
17:30-19:00の6コマに分けられている。P1(9月と10月)では1日3コマのCore
Course(大学でいう必修科目、後になれば選択科目が多くなる)があるので、実際に授業を受ける時間は1日4時間半、その他の時間はGroup
Workと予習、復習に割り当てられる。
スケジュールは毎日毎週変わるのでいつも時間割表を持ち歩かなくてはならない。今週は月曜から水曜まで朝8:30からの授業があるので起きるのが辛い。起きるのも辛いけれどもっと辛いのが子供の登校時間と重なるところ。INSEADのすぐ近くに小学校だか中学校だかがあり、子供を送る車で道路はごった返している。すいていれば家から学校まで15〜20分でのところを今朝は30分もかかり1限の授業(懐かしい響き・・・)に遅刻してしまった。
先生の遅刻に対する態度は厳しい。対応はまちまちだけれど、Financial
Accountingの先生は「10秒でも遅れると教室(これまた懐かしい響き)に入れない」とのこと。私の苦手な「10分前集合」を心がけるようにします。
週末から急に寒くなった。そして昨日ちょうど2ヶ月前に送った船便(主に冬物衣類と日本食)が届いた。夏も終わりです。
posted at 2:24 PM
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案の上だんだん日記を書けなくなるほど忙しくなりつつあるけれど、INSEAD名物パーティーの話を。
□Welcome
Party Fontainebleauは世界遺産であるように周りに古城が点在していて、実際に生徒が住める城もあれば結婚式やパーティーなどイベントのための貸切専用の城もある。 土曜日のWelcome
Partyはそんなお城のひとつChateau de
Bellefontaineを貸しきって行われた。学校で軽く飲んだ後9時半頃からみんなてんでばらばらに会場の城に集まる。私たちが着いたのは11時頃ですでに中はものすごい人(1月生と9月生を合わせると600人以上、それにパートナーを連れてくる人もいるのだから当然)。 飲み物はフリーでビスケット、チョコレートなど軽くつまむ物が用意されている。3つのホールの真ん中はダンスフロア。大音響なので外のパティオに出て話す以外は耳元で話さないと何も聞こえない。 初めは同じクラスの人や顔見知りと話をしていたのだけれど1時を過ぎた頃からダンスフロアががぜん盛り上がりだした。DJは生徒が担当していてハウス、メレンゲ何でもあり。そのうち肩車されるわあらゆるところからアルコールが降ってくるわで服も髪もボロボロになってくる。 INSEADでは大きなパーティーでは各方面にバスが出る(去年パーティー帰りの飲酒運転の自動車事故で生徒が亡くなったことからできたシステム。すごく便利)ので、私は夜中の3時の最終バスに乗って帰ったけれど、その後も明け方まで果てしなく続いたらしい。
□Random
Dinner Party お城のパーティーもいいけれど、私は日曜の晩行われたこのRandom Dinner
Partyは本当に素敵な伝統だと思う。新入生(私たちの場合9月生)が10ユーロのパーティー会費を払い、在校生(1月生)が自宅でHost/Hostessとしてもてなす。5〜7人ぐらいがrandomに振り分けられるのでついた名前だけれど、私はLindaという1月生の家に招かれた。Guestである9月生は4人、1月生も4人。 Lindaの家はReclosseという村にあり、着くとまず庭でワインやビールとHummus(ひよこ豆のペースト)をつけたカナッペをつまむ。しばらくして家の中に入り暖炉の横のディナーテーブルへ。庭のバーベキューで焼いたサーモン、チキン、ソーセージにベイクドポテト、グリークサラダ、グリーンサラダなど食べ切れないほどの料理が並ぶ。お腹がはちきれそうなのにフランス式に食後に数々のチーズが並び、その後にアップルタルト、ストロベリータルト、チョコレートムースなどデザート類が続く。 多くの生徒がcountry
houseに住んでいるINSEADだからこそできるパーティーで、今度1月生が入ってくる時にHostessとして家に迎えるのが楽しみ。
ちなみに週末はパーティーづいていたけれど、フランスに来て体重が減りました。平日のあまりの忙しさに食べる暇もなかったからだけど、このことをLindaに言うと「みんなP1とP2(INSEADは2ヶ月が1Periodでひとつの区切りなので初めの4ヶ月)であまりのworkloadの多さに痩せて、P3、P4、P5で相次ぐパーティーに太りまくって帰っていく」のだそうです。
posted at 1:40 PM
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