コンサルタントや投資銀行出身者が多いINSEADの学生の中にも、数は少ないけれど若干20代前半で自分の会社を立ち上げたというentrepreneurがいる。

クラスメイトのJustin（フランス人とアメリカ人のハーフ）は21歳でNYに渡り、入社したGoldman Sachsをすぐ辞めてAll InstantというInstant Messagingの会社を起業した。今でもwebsiteにはJustinがCEOとして紹介されている。
スイス人のSergeはGeneveでBureau Pierre Moserという建設関係のファミリー企業の息子、技術担当。
ノルウェー人のBentはWinsoftというソフトウェア会社のCEO。

起業など考えたことのない私も彼らと話をしているといい意味での強い刺激を受ける。

posted at 1:31 PM

P3のCore CourseであるMacroeconomics（マクロ経済）とInternational Political Analysis（国際政治）では、P1やP2になく日本が頻出。

マクロ経済では、史上まれに見るデフレ経済として1970年代以降の日本の経済指標の推移などは格好の分析対象。
国際政治でも「経済力に比して政治的存在感のない日本」、それに比して「急速に増す中国とインドの存在感」という比較で語られることが多い。

クラスには日本人は私1人なので、発言のプレッシャーを感じる。

マクロ経済の授業で使われたこのThe World BankのサイトはData&Statisticsの充実度抜群。

posted at 7:03 PM

P3は2週目に入り、Elective（選択科目）も固まった。
私はbiddingに失敗して一番取りたい科目が取れなかったので、今期は以下の3つ。

□Financial Statement Analysis
P1で履修したFinancial AccountingのAdvanced Course。最近の相次ぐ企業の会計不祥事を受けて企業収益がどのように不正操作されるか、財務諸表分析、キャッシュフロー、ストックオプション、株主利益、米会計基準(GAAP)など。Jake Cohenという助教授が、毎回授業内容に関係あるFinancial Timesの記事を取り上げて解説するので実世界と関係づけられてよい。

□Corporate Renewal and Entrepreneurship
Morten Hansenという「いかにもHarvard」という感じのHarvardから来たばかりの助教授が行う授業。「大企業病に陥っていしまった企業をどのように活性化するか」がテーマで授業は全てCase Study。初回はGE、今日はMorgan Stanley。

□Internet and its Prospects
こちらもINSEADは初めてのBruce Kogutという教授。今のところAmazon.comやeBayといった超有名インターネット企業をcaseで取り上げてdiscussionするちょっとオタクとミーハーの中間のような授業になってしまっている。

Core CourseにせよElectiveにせよ教授の良し悪しによって満足度は大きく違うので、選択にあたって事前のリサーチはとても重要。

posted at 4:43 PM

昨日は１月生を歓迎するRandom Dinner（9月生がhostとなってrandomに割り振られた1月生をもてなすINSEADの素敵なtradition）。

私たちの家には中国人の女の子２人が来た。Random Dinnerをhostしない９月生も5人招待して全部で12人。

Starterは私の「牛ひき肉と春雨のレタス包み」。
牛ひき肉、にんにく、しょうが、ねぎを酒、しょうゆ、豆板醤で炒めてゆでた春雨と一緒にレタスで包むだけの簡単料理。
北京ダックに代表される「包み」系料理は準備が簡単なわりには欧米人には新鮮らしく大好評。

MainはCristinaスペシャルの「ポルチーニ茸とベーコンのリゾット」。
台湾系ブラジル人の彼女は、米にはこだわるのでいつも行くスーパーChampionにはリゾット用の米が売っていないとさんざんあれこれ言っていたけれど、こちらも大好評。

Dessertは私とCristinaで「バナナのフリット」を作るつもりだったのが、いろいろあって「バナナのライスペーパー包み揚げ、アイスクリーム添え」。
私はいまいちだと思ったけど、そもそもライスペーパーも知らないゲストにとっては新鮮らしくこれも好評。

INSEAD生活も5ヶ月目に入るとお城でのパーティーも飽きてきたのでP3は親しい友達を招いたDinnerをたくさん開く予定。

posted at 12:45 PM

金曜はHousemate Adamの30歳の誕生日だった。

Adamの学生時代からの友達Sueがアメリカから遊びに来ていてずっと家に泊まっているので、Sue、Jean-Christophe、Cristina、私の４人で密かに買ったケーキを持って"Happy Birthday to you〜♪"を歌ってお祝いした。

皆が皆口を揃えて言うくらい私は本当にHousemateに恵まれて、ひとりでFontainebleauのアパートに住むのではなく家をシェアすることにしたのは、私の人生の中のbest decisionのひとつといっても過言じゃないくらい。

Happy Birthday, Adam!!!

posted at 5:00 PM